月別アーカイブ: 2016年5月

出土品や遺構の写真(新宮城下町遺跡発掘調査)

発掘調査の現状報告資料をアップします。
※記載されている出土品や遺構についての説明は、あくまでも「想定される」ものということです。

5/13には議会の教育民生委員会が開かれ、発掘調査と文化複合施設について議論されました。

市としては、重要な部分については現状保存(公開する形で保存)や現地保存(埋め戻して保存)ができないか検討していますが、最終的には、計画どおり「文化複合施設(ホールと図書館の複合施設)の建設を優先する」とはっきりとした方針を示しています。
現状保存、現地保存、移設保存が難しい場合は、記録保存(建物の建設による遺跡の破壊もやむなし)になるということです。

資料を見たご意見をいただき、参考にしたいと考えています。

遺跡発掘は文化複合施設にどう影響?

 

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地元紙等でも大きく取り上げられていますが、文化複合施設の建設予定地で、新宮城下町遺跡の発掘調査が行われています。
昨日は、調査の現状と、今後の予定について議員説明会が開かれました。
こちらは、議員説明会で配布された資料です。

江戸時代初期と推定される侍屋敷を区画する石垣、
鎌倉時代と推定される大型の柱穴、
また、今後さらに調査がされることになっていますが、縄文土器なども見つかっています。

現在は、「記録保存」目的の発掘調査をしているところです。つまり、遺跡の記録を作成し保存。調査後、遺構を撤去し工事施工をおこないます。

しかし、重要遺構との評価により、県教育委員会から、記録保存ではない保存措置も検討するように指導を受けています。

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市は、この場所に文化複合施設を建設するという方向は変えず、設計者と「現地保存」などの方法がとれないか協議中とのことです。

発掘調査はまだ途中の段階で、今後どういったものが出てくるかという部分もありますが、「何を優先すべきか」をしっかり考えなければなりません。

5/13(金)10:00~ は、この説明会も踏まえ、教育民生委員会が開催されます。