月別アーカイブ: 2016年9月

これで良いのか、採用試験。

9月議会でも、一般質問を行います。
今回並河が予定している質問項目は3つ。

 

1,公正な職員採用を
・明確な評価基準がない面接試験、今すぐ改善を。

2,紀伊半島大水害から5年
・災害対応検証報告書を、これからに活かす。

3,市長の財政運営を危惧する
・財政状況をふまえない政策決定、しわ寄せは市民に。

 

ここでは、3つのうち1つ目、<1,公正な職員採用を>について書きます。

職員採用は、議会は関与できない、市長の専権事項。とはいえ、どんなやり方でやっても良い、ということはありえません。
並河は、採用面接において驚くべき問題を多数発見し、6月議会でも質問をしました。
以下、活動報告より抜粋

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『新宮市はガラパゴス?』

・・(略)・・調査の結果、並河が問題だと指摘したのは以下の4点です。
①「結婚して子どもを産む気はあるか」「何人産むか」「その人数なのはなぜか」という、個人の信条に該当する質問の存在。
→面接では業務に対する適性や能力を見るのであって、業務に関係しない個人の信条等をたずねるのは不適切。

②面接時間が一人あたりわずか10数分。(県内全9市で最短)
→市長は足りるとしているが、数十年間仕事をする人材(生涯賃金は約2億円/人!)を決定するプロセスとして、不十分。

③面接官から点数を回収するのが3日後。(県内の他市では、その場か当日中)
④面接の採点が、総合得点のみ。
(県内の他市ではすべて評価基準ごとに採点し、それを合計。)
→面接官が、意図的に点数を高く(あるいは低く)調整することが簡単な仕組みになっており、公平性が担保されないおそれがある。

screenshot-2016-09-09-at-10-33-32(面接の点数の付け方の模式図)

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(以上、抜粋)

問題のうち、②の面接時間については、まもなく始まる試験においても、一般事務職の面接を2回にするという改善が行われました。

今回は、まだ改善されていない④の新宮市の面接試験には、明確な評価基準がない ことについても、今すぐの改善を求めます。

評価基準をもつことは、「あまりにも当然」とつい考えてしまいますが、議会での質問では「なぜ、評価基準を持つべきか」というところを突き詰めたいと思っています。

 

電源開発株式会社からの新宮市に対する協力について

Screenshot 2016-09-03 at 15.36.52<以下、市=市長をトップとする行政>
昨日9/2、上記のタイトルで、議員説明会(市からの、議員全員に対する説明会)が開かれました。
しかし、内容については、非公開です。

相手方がいち民間企業だから、という考え方もあるでしょう。
それでも、議員が選挙によって選ばれ、市民の代表と言われる中で、市から伝えられた重要な情報を市民の方に伝えることがでず、意見を聞くこともできません。

「必ずしも、議員に伝えなくて良い情報を、少なくとも議員までは伝えてくれている」と評価する人もいるでしょう。しかし、情報を非公開にして進めると、その進めていることの良し悪しも議論されることがありません。
「行政と議会の間だけで物事が決まっていく」ことが、ぼくは良いとは言えません。

大事なことは、市民も含めて議論し、信頼関係を築きながら、街づくりを進めていくべきだと考えます。