遅れていく新宮市を変えたい。

今日は、6月定例議会、なみかわの一般質問でした。

今回は、

①民泊、②バスなどの公共交通、③市の「事業評価」について質問させていただきました。

 

①民泊については、民泊新法(住宅宿泊事業法)が成立した中で、
・世界遺産の地であり、外国人観光客も急増している
・宿は多くないが、空き部屋があるお家や空き家は多くある
・民泊サービスの災害時の活用など、積極的な連携を進める自治体もある
といった状況の中で、「新宮市こそこの期を生かすべき」という内容。

②公共交通については、
・利用人数に無関係に、市が行政バスを走らせたり、民間のバス会社さんに赤字補填をしたりし続けている
・公共交通の何らかの施策を行っている行政組織が7つに分かれてしまっている
・乗客が0人の路線もある
・高齢化が進む中、不便だ・困っているという声が多く、実際のアンケート結果でも住民の満足度は低い
といった状況から、「行政の各課縦割りで対策をするのではなく、部署を横断して統括するプロジェクトを立ち上げて、民間事業者とも話をして、より良い形に変えるべきだという内容

③事業評価については、
・財政的にまったく余裕がない中では、市が行う一つ一つの事業を評価して、その結果をもとに事業を続けるかやめるか判断しないと、市の運営が成り立たなくなる
・成果を評価せずに、何をやるかを決めているから、②のようなことが起こってしまう
・全国の8割の市が、すでに事務事業評価制度を取り入れており、また外部の視点を持った委員を入れてこれを実施し、予算査定に反映させている
といったところで、新宮市でも行政運営の効率化・事業の成果向上・市としての説明責任 の3つの目的をもって実行すべきだという内容

以上の①、②、③について実行していくべきだという質問を行いましたが、市長は「これから研究する」とう答えのみでした(新宮では、議会答弁での「研究」は、優先順位としてはかなり低いと言われている回答)。

現時点でも、新宮市は他自治体に比べて、取り組むべきと思われるのに、取り組めていないことが多くあります。
②の公共交通についても、職員の方の中では意識はあって一部の課同士で協議は行われていても、トップの判断がないために前に進んで行くことができていない、ということを強く感じました。

 

「遅れていく」という表現はあまり良い表現ではないかもしれませんが、行政としては、そうなってしまっている部分が多いことは否めません。税金など同じように負担はあるのに、他自治体よりもサービスの質が低い、という場面が増えつつあります。

なんとか、この状況を打破していきたいと思います。

 

今回の質問内容については、後日、録画映像と、議事録が議会のホームページで見られるようになります。
そのときはまたお知らせさせていただきます!

 

(参考)一般質問の際の配布資料

 

 

遅れていく新宮市を変えたい。」への1件のフィードバック

  1. 玉井弘史

    ご多忙と存じます、 代理の方が見て 少しでもお役に立ちそうだったらご本人にお願いいたします。
    現状 いくつもの行政課題が解決されないまま、ただ箱モノの新設だけが決まっていく。細かな事業の見直しは検討されてはいるが その方向性の議論から脱却しない。成果を求めない庁内検討会議。
    志を持つ新市長の新しい政策が実現できない。
    ①予算総額からみて何とか捻出できそうな額ですら1年目はできてもその困難さを感じられる。その理由 スクラップアンドビルドができない体質・事業の影に既得権益者がいて(表向きは市民のため)やめることをできないという者がいる。そういう輩は新規事業を推し進めると必ず どこそこのためにするんだと吹聴して何とかやめさせようとする。
    ②公務のあり方に何の迷いもない職員が多い。その理由 毎日役所の席に着くことを目的としていることに気づかず いつも課題を抱えていて、困惑したままに次の日を迎えることを仕事としている。その体質を変える、機能しない者を 市民のために働く職員に変えることができるか。
    ①ー2 自主財源の充当先を把握する
    市が行う事業で市民に必要不可欠な採算性が乏しい事業を公営で実施するとその多くは赤字が生じます。その補てんに交付税を財源に充当するのが通例です。交付税で使途が縛られない額を赤字補てんする、一定額の幅がある中でその充当する額が大きくなればなるほど 予算編成の硬直化がおこり 当然 新規の(国庫補助がない)事業の財源はわずかな市民からの自主財源となってきます。
    医療センターは新宮市民や東牟婁・三重県境市町から利用があるにもかかわらず、市が単独で赤字を支えて運営を担っています。 協力する他の自治体を増やす または 著しく他市町からの通院入院者の費用負担を増やす(入院時の室料差額や文書作成手数料は任意です)ことで 不公平にも取れる額は、それぞれの他市町の住民の声が届くことになるでしょう。(医師不足あるいは指導医不足にも箱である自治体病院は減っていない まだ新しく建設している)
    ②ー2 機能しない者を減らす
    庁内に活性化を持たすために、機構改革を実施して 部長数を維持しつつも次長以下を大幅に減らし、余ったその肩書もった者たちは 現状 正規職が担うべき業務に臨時職員が配置されている職場に回す。
    公務員のための職場を合理的で活動的な市民のための職場に。

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