月別アーカイブ: 2016年3月

市長・議員などのボーナスが増額・・・

今の新宮市において、あってはならないことが起こりました。

kumano       kinan

地元新聞でも大きく報道されていますが、この3月議会で、
市長、副市長、教育長、そして市議会議員の期末手当(ボーナス)を増額する議案が、可決されたのです。

これは、国の平成27年度人事院勧告をうけて、市町村の職員の給料が変動することに合わせ、
市長・副市長・教育長・市議会議員(以下、特別職)の期末手当も改定しようとしたためです。

しかし、特別職の給与や報酬については、人事院勧告に従わなければならないという法的な根拠はありません
市長に
「市の財政状況が悪く、大規模事業の見直しも市長自らが行うなかで、なぜ増額するというようなことになるのか。慣例ということか」
と訊いた際には、

市長:「慣例に基づいての増額。慣例を順守する」

との答えでした。
並河は、減額することはあっても増額はありえないと考え、反対しました。

現在の新宮市の財政状況は決して良くありません(ここでは詳述しません)。
来年度以降、幼稚園の保育料も、段階的に値上げをしていく検討をしています。
また、市が特進プロジェクトと位置づけている「文化複合施設」(市民会館、図書館、熊野学センター3つの複合施設)の大幅な縮小も、先月市長が明言し、議論している真っ最中です。

新宮市の意思決定を行う市長や議会が、
市民に対して負担をお願いし/事業も見直しているにも関わらず、自分たちのボーナスを上げる。
こんなことがあって良いはずがありません。

しかし、市長はこのボーナスを上げる議案を議会に対して提出し、
議会は9:8でこの議案を可決してしまいました。
市長や議会のリコール(市長の解職、議会の解散の請求)が起こっても、全くおかしくない状況です。

今の新宮市は、今回のような事態が起こってしまう体制です。それが動かしようのない事実です。
そして、この体制の中で、さまざまな事業が計画され、審議され、可決されていきます。
本当に、必要とされている事業だけにお金が使われているでしょうか? 無駄はないのでしょうか? 議会は、何もかも十分に審議でき、間違いのない決定をできているでしょうか?
ボーナスについてはもちろん、それ以外にも、市の動き/議会の動きに、できるだけ多くの方に関心を持っていただき、意見を伝えていただきたいと思います。

自分自身も、現状を少しでも変えていけるように行動していきます。

議員から、市への質問。

議会では、来週の8(火)、9(水)、10(木)、一般質問です。

各議員が、市長をはじめとする行政に、質問や提案をなげかけます。

3月議会は12議員。→各議員の質問内容と順序
並河は、9番目になりましたので10日(木)になりそうです。

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場所は福祉センターで、見学も可能です。

どの日も10時からです!(12〜13時は、だいたいお昼休みです)

ご都合つきます方は、ぜひお越しください!