儲からなくても、民泊は面白い。

儲からなくても、民泊は意味がある。

と思っています。

 

私は、運営している子ども向けの私設図書館を、4年前から「泊まれる図書館」として夜は民泊のように使っています。(旅館業法に基づき許可を得ています)
図書館を泊まれるようにしたのは、2つ理由があります。

一つは、お客さんからいただいたお金を、図書館の運営費に回すため。=経済的なメリットです。

もう一つの理由は、何だと思われますか?

それは、普段図書館を使っている子どもたちに、海外からのお客さんとの接点ができると面白いなと思ったからです。

自分が体験してみて思いますが、民泊を運営すると、世界中の人と居ながらにして出会うことができます。(専門用語?では、「内なる国際化」と呼んだりするようです。)

来る人の国や地域のこと、その人が旅してきた場所のことを知ることができます。
英語も、民泊をするまではほとんど使うこともなく、ひたすら忘れていくばかりでしたが、今は忘れることにはブレーキがかかったように思います。

これは、教育的なメリット です。

 

実は、教育的なメリットを狙った民泊は、これまでにも行われて来ました。それは、「ホームステイ」です。

新宮市でも、姉妹都市のアメリカ・サンタクルーズ市からの中学生が来るときは、子どもさんがいる家庭がホームステイを受け入れます。新宮市から中学生が向こうに行くときも、同じです。

受け入れる側も、受け入れてもらう側も、互いの文化を知ることができたり、人と人同士が関係を深めることができたり、思い切って英語/日本語にチャレンジすることができたり、良いことがとても多いと思います。

このホームステイは、「特定の地域から」、「お金を受け取らずに」来た人を受け入れるという一つの民泊のスタイルと捉えることもできます。

これまでは、airbnbのような旅行者と家側をつなぐマッチングサイトがまだ無かったことや、民泊の法律が無かったことから、こういった形態に限定されてきていたのだと思います。

しかし、6月以降は両方ができあがることになります。体制が整うわけです。

 

これからは、「世界中から」「お金も受け取り」来た人を泊めることができるようになります。

月に1回だけ、民泊として人を泊めることは、経済的にはわずかなメリットしかないかもしれません。でも、子どもさんのいる家庭で、たとえ月に1回でも、外国から来るお客さんを受け入れたら、そこには大きな意味があるのではないでしょうか。

子どもさんのいる家庭が、民泊を積極的に始められると良いなと思います。
世界遺産である熊野エリアであり、世界中から観光客が来るからこそ、できることです。

できるサポートはやりたいと思います。

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