台風21号水害、検証も必要。

新宮市において、住居の床上浸水が600軒ちかく、店舗も含めると1400軒以上の被害があった台風21号の水害。

今日も、午前中だけ災害ボランティアに参加させていただきました。タンスなど大きな家具の移動と、畳を入れる前の床の消毒でした。もうかなりニーズはなくなってきており、復旧は進んでいるのではないかと思います。

幸い、人命が失われるということはありませんでしたが、本当に多くの方が被害をうけられました。近年では6年前の紀伊半島大水害につぐ浸水被害となった今回。6年前の教訓は生かされていたのか、行政の対応なども含め、しっかりと振り返ることが重要です。

市の対応としては、大きな浸水被害のあった市田川周辺において、避難指示を出すのが遅れた(出すタイミングが避難判断水位も、はん濫危険水位も超えて、さらにその後だったため、すでに道が川になって逃げることが難しい人も多くいた)、また、避難準備情報も避難勧告も出すことができていなかったのはなぜなのか、を検証しなければならないでしょう。

また、先日11/13に開かれた議員説明会では国および県がそれぞれ管理している市田川・浮島川の排水ポンプの一部が正常に機能していなかったことが分かったということです。
こちらも、報道陣に対しても非公開で行われた議員説明会だけでなく、
国・県・市は 早い段階で事実の発表を行っていただきたいと思います。

 

北村議員が、議員説明会の資料を公開してくれています。

この資料と、当日の説明内容によると、
・国が管理している市田川排水機場のポンプ4基のうち、最大出力の3号ポンプが正常に作動しなかったこと(国の資料② 2ページ)

・県が管理している浮島川排水機場のポンプ2基のうち、1基が正常に作動しなかったこと(資料なし、口頭のみの説明)

この2点が分かったということです。排水能力に比べて、雨量が非常に多かったということもあるでしょう。ポンプがしっかりと作動していても、浸水は免れなかったかもしれません。それでも、動いてほしいときにポンプが動作しなかったというのは問題です。

 

今後の国・県・市の検証と、対応を注視したいと思います。

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