議会の変化を感じた日。

今回の議案に大きな問題があって、否決という結果になったという事実はあるのですが、

それ以上に、感じたことがあります。

議会として、おかしいことについては、「おかしい」と言って市側の提案を否決する。
これができたことが本当に大きなことだったと思っています。

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議員になって間もなく丸6年。自分を含め、どれだけ「これはおかしい」と考えて、理由を示して反対する議員がいても、行政側が提案した議案は、最終的にはすべて賛成多数で可決されてきました。

「どんな議案を出しても通るだろう」そんな考えが行政側にできてもおかしくない状況が続いてきました。

 

しかし今回は、賛成8:反対8 最終的には議長の裁決で、「否決」することに決まりました。
そこに行くまでに、できるだけ調べて行政側に対して質疑・質問を行い、また議員同士で濃くコミュニケーションを取ることもできました。そして、各議員の賛成討論/反対討論〜無記名投票による採決〜可否同数による議長裁決まで。一人ひとりの議員の方の判断があって、今回の結果になったのだと思います。
これは、今後行政の行動を改めさせることができる結果ではないかと思います。これからは、これまでよりも、「この議案だと通らないのではないか?」というプレッシャーを行政側に与えることができるのではないでしょうか。
そしてそれは、市民の方のために市政を行う行政と議会にとって、良い緊張関係なのだと思います。

これまでの活動が今に結びついて、
(本来は当たり前かもしれませんが、)今後議会として行政との間に緊張感をもって、動いていける。
行政がおかしければ、それを変えさせることもできる。

これからの議会に強い希望を持つことができた日でした。

 

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