7/22、熊野川町西敷屋区で行われた避難訓練に参加しました。
結論から言うと、
訓練を1度でもやっているのと、やっていないのとでは、災害時の準備体制が全く異なったものになると感じました。
台風12号で2名がなくなった同地区では、反省を踏まえ、自主防災組織の活動を活発化させ、今後の台風や地震に対する準備をすすめています。
当日は、避難班と炊き出し班に分かれて訓練が行われました。
発電機の使用訓練
避難班では、
・事前に訓練への参加者を確認し、その中で避難所までの送迎が必要な方をチェック。
誰が誰を迎えに行くのかを決めた上での避難所への移動。
・防災無線機と、発電機の使用訓練
(発電機は避難所には設置されておらず、行政局からの持ち込み。停電時のバックアップとして、避難所には現在充電式バッテリーが設置してある)
炊き出し班では、
・人数分のおにぎりを作るために必要な詳細な水・米の計量
・プロパンガスボンベ、薪の両方を使って調理
が行われました。
訓練の終わりには、炊き出し訓練のおにぎりをおいしくいただきながら、反省会が行われました。
訓練を通して、
・要支援者の把握、誰が誰を避難所へ送るか、の暫定的な決定。
・自主防災組織での管理を前提とした、発電機の避難所設置の検討。
・備蓄する食糧の量の把握。
といったことが可能となりました。
訓練には、区の半数以上の住民の方々が参加し、また市防災対策課、熊野川行政局、熊野川消防、東牟婁振興局防災担当と多数の行政職員の方が参加。
住民の方と行政の方の対話も生まれ、非常に意義深い訓練となりました。
今後は熊野川全体、新宮全体で、こういった自主防災組織での訓練のサポートを少しでもできればいいなと思います。
防災無線機(上)とバッテリー(下、黄色)